ネットワークアダプタ(NIC)を認識しない怪現象

 Windows7 のレジストリが何故かおかしくなっているらしく、一度アンインストールしたソフトをもう一度クリーンインストールしようとしたら 『既にインストールされているので、一旦アンインストールしてください』 と言い出したです・・・

 関係性の有りそうなレジストリを手動で削除した物の一向に効果なし。こうなると、手動で完全アンイストールする方法が公開されているアプリでもない限りお手上げです。

 そこで決断! 半年前のCドライブのインストールイメージのバックアップがあったのでそれを使ってリストアすることにしました。

 以前 SSD の Firmware をアップデートするときに Paragon Backup & Recovery にて事前のバックアップをしておいたイメージを使いました。

 リストア自体はそれ用のCDで起動し、保存済みのイメージデータをCドライブに戻す作業なので、1からOS入れてそれからアプリを入れて・・・という作業に比べると瞬時と言っても過言ではないほど簡単にすみます。作業時間は30分ほどでしたw。
 
 
 さてここからが問題。

 リストアしたのはいいのですがなぜかネットワークアダプタ(NIC)を認識しません。つまりインターネットに接続できやしない ヽ(`Д´)ノ

 Windowsでの認識に問題があるのかなぁと思って Knoppix のCDから起動してもやっぱりネットには繋がらない・・・うーむこれはホントにNICが壊れたのかなぁ?なんて思いました。

 ただリストア直前までは問題無く使えてたし、最近調子悪くて故障の前兆現象があったんよねぇ、なんてこともなかったので、いきなり故障とかおかしいなーと。そこで予備PCでネットを検索してみるとちょっとヒントになるページがありました。

 曰く、
『電源落として、電源ケーブルを抜いて、またそれを元に戻したらNICを認識した』
 というもの。

 なんじゃぁ〜その原始的手法わっ!?w

 しかしながらアトレイデ、この方法を試してみたところ何事もなかったようにNICを認識したのでありますっヽ(゚Д゚;)ノ!!

 う〜みゅ・・・もしかしてリストアした後の再起動は電源が入ったままの Hot Boot。これだと何かしらの問題があるかも知れませんね。完全に電源が落ちた状態からの Cold Boot だと認識するのですから。
 
 
 
 まぁ翻って考えてみれば、
 PCがシャットダウンされていても電源ケーブルが繋がっている状態でLANケーブルが刺さっていると、じつはLANのランプが付いていたりします。これは Wake On LAN による起動とかに対応しているからです。簡単に言えばリモートでネットを使って電源が落ちてるPCを起動できる操作を可能にするために、常に通電してNICを認識させているんですよねー。 なので一度電源ケーブルを抜かないと(リストア前のOSから何かしらの予約状態?で)正しく認識しないと言うことなんでしょう。タブンw


 
 
 
 別のお話:
 正直なところ、Windowsのドライブ文字(Cドライブ、Dドライブとか)やレジストリ、不可視フォルダに情報を持つという仕組みは止めて欲しいですね。Macintoshのようにドライブの名称で取り扱ってくれればドライブの追加とかあるいは撤去とかしても一切影響がない。だけどWindowsは常にドライブ文字を意識してて、ドライブの追加・変更でその文字が変わったりするから、そのままだとアプリが使えなくなるので手動でもともとのドライブ文字に変えなくてはいけない。

 ドライブ文字の歴史をネットで確認したら1984年のIBM PC/ATで初登場とのこと。実に30年弱前のアーキテクチャからいまだに脱却できてないのはいかがなものでしょうかねぇ。

 レジストリはホント諸悪の根源だと思ってます。アプリのインストール・動作設定情報なが1つのレジストリというファイルに管理されているのが恐ろしい仕組みです。

諸悪その1:レジストリ・ファイルの破壊が起きればWindows自体が全滅しちゃう。
→DUAL Registry System とか備えていればまだしもWindows自体そのような Fail Safe 機能が無い。

諸悪その2:複数のアプリを起動するときそれらが1つのレジストリ・ファイルを見に行くためにオーバーヘッドが生じる。
→それぞれのアプリが自身がインストールされいるフォルダに .ini ファイルで持っているアプリはこれを見に行くのでOKなのですが、レジストリに情報を持っているアプリはそちらを見に行かなければなりません。レジストリ・ファイルはOSは常にアクセスしてますし、他の常駐アプリも見ている場合が多いです。 なのでその分オーバーヘッド・タイムを取られていますねぇ。

 あたくしはレジストリに、自身の動作情報を持たせるアプリを二流と考えています。想定し得ない複数の物からアクセスされるレジストリに情報を持たせるのは危険です。Registry Independent 、つまりレジストリから独立して動くアプリの方が良いですね。

 よくできたアプリは、Cドライブ以外のデータ用ドライブ、例えばDドライブにインストールしておいたとして、何かしらのWindowsのトラブルでOSを入れ直したとしても、そのアプリを再インストールしなくてもDドライブにあるそれをダブルクリックしたら普通に起動することができます。これは Registry Independent な仕組みを採用しているからですね。

諸悪その3:インストール/アンインストール時にトラブルになる場合が有る。
→ディスクトラブルでインストール済みのアプリが消失、あるいは一部ファイルの破壊などが起き、再インストールしようと考えても 『既にインストールされているので、一旦アンインストールしてください』 となり、それぢゃあアンインストールしようとすると今度は対象となるファイルが(壊れているので)見つからないのでアンインストールできませんとなり何もできず。故にやはり再インストールできない。 このケースになっちゃうと、手動で完全アンイストールする方法が公開されているアプリでもない限りお手上げです。 なんなんだこのおバカな仕組みは!?と度々感じさせられますねぇ・・・

 いあもちろんこうなっちゃうのは、あたくしが定義するところに二流のアプリ、否、二流未満なせいであります。 二流なら二流なりに例えレジストリや不可視フォルダ等にインストールの残滓があろうとも、そこに上書きインストールできればいいんです。それが可能なアプリは結構あります。

 クドクドと書いてしまった・・・まぁなるべく一流のアプリと付き合っていきたいものです・・・w

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください